こんにちは、かえ夫です。
私の妻は投資について興味が無い、訳ではありませんが会話が通じない事が多くあります。
そこでバカ(妻)でも分かる投資用語解説シリーズをはじめました。
今回は第3段債券です。
前回株式と一緒に記述する予定でしたが、文章が長くなったため2つに分けることにしました。
妻でも理解が出来れば大体の方は理解出来るんではないでしょうか。投資に興味があるけどよく分からない方は是非ご一読あれ。
前回の記事はこちら▼
株式、債券って知っている?

前回債券について全く説明が出来なかった為今回は債券について説明していくよ。早速だけど債券ってしってる?

債務の券?借金の事だよね?株とどう関係があるの?

ここで言う債券は国や会社等が、事業に必要な資金を借り入れるため発行する有価証券のことだよ。
日本国債や社債って聞いたことある?

国債は聞いたことがあるけど社債は無いね。
まぁ、国債も詳しくは知らんけど

国債はどこが発行している?

国!あ💡じゃぁ社債は会社の社か。

そう。国がお金を集める為に発行するのが国債、
会社がお金を集める為に発行するのが社債だよ

それは理解したけど株とどう関係があるの?

国債や社債も証券会社で売買することが出来るよ。
資産運用する上で国債や社債は株と同じく理解しておくべき内容なんだ
国債、社債とは
債券(さいけん、英: Bond)とは、社会的に一定の信用力のある発行体が資金を調達する際に、金銭消費貸借契約に類似の法律関係に基づく金銭債権の内容を券面上に実体化させて発行する有価証券のこと。 債券のことを公社債と呼ぶこともある。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A8%BC%E5%88%B8%E4%BC%9A%E7%A4%BE

債券ってどう使うの?

まずは国債から説明するね。
国債は国が資金調達をするために発行しているんだけど、お金を貸す代わりに利息を貰う権利を貰うんだ。
日本は借金国家だってよく聞くけど、ほとんどはこの国債のことだよ。

ふーん・・・国が誰にお金を貸してるの?企業に貸してるの?

なんでねん⁉
国が借りてるって言ってるやん!
国が公共事業とか、国を運営する上で税金では賄えないから、足りない資金を銀行や、一般市民など僕たちから借りる為に発行しているのが国債やで

あぁ、私達が貸して利息を貰うってことか
日本国債の種類
国債は、その発行目的、根拠法、償還年限、発行方式、利払い方式などにより、さまざまに分類されます。
この章では私達個人が取り扱える個人向け国債について説明を進めていきます。
個人向け国債(利子付国債)の種類
1.3年債(固定利付)
2.5年債(固定利付)
3.10年債(変動利付)

個人向け国債には3種類の種類があり、3年、5年、10年の間お金を貸し満期になったら利子を付けて返してくれるんだ

ふーん

それ以上興味ないんかい!
じゃあ受け取れる利子について追加で説明するね。
21年5月現在はマイナス金利だから銀行へお金を預けても大して利子が貰えないのは知ってるよね?

前から少なかったけど今は何%なんだっけ?

今は大手銀行では年間0.01%(税引前)の利子になっていて、
国債では0.05%(税引前)を保証となっているよ。

あれ?でも定期預金の方が利率が良いところもあるんじゃない?

確かに満期まで持ち続けられればそれでもいいけど、もしも途中解約した場合は国債の方が良いケースもあるんだ。
定期預金は途中解約をした場合、利息の率は大幅に下がる所がほとんど、でも国債は1年以上経過すれば原則いつでも解約が出来、過去2回分の利息を引かれて残りは全て受け取る事が出来るんだ。

そーなんだ。うちも国債を買っているの?

買ってないよ!
個人向け国債は国が発行しているだけあって、日本国内においては安全だけど利息が低いからね。
数年後に使う可能性があって、銀行に預けるよりは利息がいいかもって理由で買うのはいいかもね。
社債の種類
社債にも色々な種類がありますが、ここでは個人で取り扱う社債について説明をしていきます。
1.「普通社債」一般的な社債
2.「転換社債」債券としての働きと株式としての働きの両方を持ち、債券の保有中に株価の値上がりが期待できれば、株式に転換することができる。
3.「劣後債」企業が倒産した時の返済順位が低い社債

社債は企業がお金を調達する為に発行する債券ってことは説明したね。
企業は国に比べ、倒産するリスクがある分利息が高くなっているんだ。

利息が高いってことは、国債よりは多くのお金が貰えて良いってことだよね?

多くのお金が貰えるってことはそうなんだけど、その分のリスクも見る必要があるんだ。
2つの社債のリスク

社債は国債と違って、企業が発行しているから企業が倒産して払えないということがあるんだ。
それが信用リスク。
企業の償還日(満期)までは企業からお金を返してもらうことは出来ない、だから証券会社で売買をして現金化する。
でもその価値はその時の時価になるから、元本割れを起こすことがある。
それが価格変動リスクだよ。

うん、信用リスクは分かるけど価格変動リスクが分かんないね。
図はないの?

じゃあ社債の売買のイメージ図を描いたから見て

企業が社債を発行し、お金を出してくれる機関投資家や個人を探します。
償還日(満期)を待たずして社債を現金化するには、他にその社債を欲しい人に売ることになります。
ただし、他の人から見て元金を出すメリットが無い場合は元金よりも安くなければ売れないことがあります。
償還日までの期間が短い、市況の金利が高く、社債の利息では儲からない為、少しでもメリットがあるように安くしか買いたくない。

社債を途中で売る為には、誰かに買い取ってもらわなければいけないんだ。
でも元金より安くなってしまうことがある。
それが価格変動リスクって言うんだ。

なるほど💡やっと理解した
日本以外の国債、社債

ここまで日本の中の話をベースに説明をしてきたけど
海外にも国債や債券があり、それを購入することも出来るんだ。

へー。それはどーやって買うの?

海外の債券も日本の債券と同じで、証券会社で買うことが出来るよ。
ただし、海外の債券は為替リスクもあるし、国によっては債務不履行になるリスクもあるんだ。
今日はこの辺にしておいて、次回は海外の債券についての説明をしようか。

確かに、もう疲れたしまた今度にしよ
社債、海外の国債など利息が高く魅力的な物ほど債務不履行のリスクが高いことは覚えておこう
まとめ
いかがでしたでしょうか?
簡単ではありますが、債券の説明をさせていただきました。
私の妻はあまり深く話しをしても興味が無くなってしまうため、詳しい方からすると色々とツッコミたくなる内容もあるかもしれません。
ただし、この記事は全く分からないという方が、少しでも理解が出来るようにと書いたものです。
株に興味があるけどよく分からない、怖いという方は知らないということが原因の一つにあります。
今後も妻に分かるように説明していきますので、よろしくお願いします。
次回は最後に出てきた外国の債券を説明します。
最後に投資未経験者~初心者におすすめの本を紹介します。
今書店で大人気!とりあえずこの一冊を読んでおけば投資初心者に確実になれます。
興味があればどうぞ。
では、また。
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