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聴覚障害者の仕事|難聴でも接客業はできる?経験談やおすすめの業種

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女の子

接客の仕事がしてみたいな

(耳が聞こえにくかったら難しいんじゃないかな?)

難聴者でも人と関わることが好きであれば、
接客の仕事をやってみたい気持ちも出てきますよね。

聴覚障害者=全く聞こえないイメージを持たれることもありますが、補聴器をつければある程度聞き取れて会話も出来る人もいます。
(聴力レベルについては 【難聴について】聴力検査で聞こえのレベルを理解しようを読んでみてください。)

こまち

居酒屋とかカフェで働くん
憧れや~~♡!

この記事では最後の方に私自身の体験記も記しているので、あなたが接客の仕事に挑戦してみるための後押しになれば幸いです。

この記事を書いた人
  • 無意味にポジティブ♪
  • 3歳から難聴のアラサー
  • 聴覚障害2級
  • コミュニケーションは口話
  • Twitter:@komachichi1
目次

聴覚障害者に接客の仕事はできる?

聴覚障害者といっても両耳、補聴器をつけてある程度の声を聞きとれる前提として答えます。

結論から言うと健聴者とのコミュニケーションに慣れていれば、接客の仕事はできる可能性はあります

ただ、最初はアルバイトから始めてみるのをおすすめします。

筆者がこれまでにバイトで経験した接客業

他にも色々なバイトをしましたが、接客はこの3つです。

  • やよい軒
  • うどん専門店
  • 極楽湯
  • キャバ嬢一日体験(笑)

経験談はこちらから飛べます。

右耳は70dB、
左耳は80〜90dBぐらいだったよ!
POINT

接客の仕事は、お店の看板を背負うことでもあります。

アルバイトだから、若いから、という理由で迷惑をかけるようなことはしたくないですよね。

軽く考えると「聴覚障害者」に対するイメージもダブルで落ちてしまいます

そのためには、まず自分がどこまで出来るのかを把握できるといいでしょう。

難聴者が接客でぶつかる壁

お客様の言っていることが聞き取れなくて苦労する。

  • お客様は子供から高齢者、声の大きさや高低差も違う人が来るので、自分にとって聞き取りにくい声の人も当然来る。
  • 店内がガヤガヤしていると聞き取りづらい
  • 呼ばれていることに気付かず、無視されたと誤解される

どこで働くかにもよって変わってきますが、聞き取りにくいときにどう対応していくか考えておくことが大事です。

難聴者の皆がみんな、同じ声が聞き取りやすいというわけでもないですよね。

だから、接客をするには自分自身が色々な声を聞き取れる力を身につけることが必要です。

そのためには身近にいる人から多くの方と関わって、コミュニケーションに慣れていきましょう

何回も聞き直すと、不快にさせてしまったりクレームが来る。

難聴の場合、健聴者との会話で一部が聞き取れなくて、話の内容が分かっていないのに「うんうん」と分かったフリをすることは、あるあるな話ですよね。

しかし、「仕事」となるとそうはいきません。

聞き取れなかったら「申し訳ございません。もう一度お願いします」と素直に聞ける姿勢はとても大事です。

しかし、何回も聞き直すと「なんで聞いてないんだ!!」と相手を不快にさせてしまいます。

クレームに繋がることもありますので、聞き取りにくい場面にあったときにどう対応していくか事前に対策を練っておきましょう

<対策例>
・聞かれることが多いことは事前に説明を済ませる。
・耳が聞こえにくいことを示す難聴バッチを見せて、下手から分かりやすく伝えてもらうようにお願いする。
・オーダーなら聞き取りにくいことを伝えた上で「メニューを指差しで教えていただけると助かります」とお願いする。
・飲食店は必ずオーダー復唱をする。

仕事仲間を頼りすぎらない

聞こえのハンデがあるとはいえ「耳のせいにしない」。これが一番重要です。

耳のせいにするのであれば、そもそも論「接客の仕事をしなければいい」のです。

申し訳ございません。
聞こえにくいため、代わりの者をお呼びします

このように対応して、代わりに呼ばれたスタッフはどう思うでしょう。

最初の数回はまだ許してくれるかも知れません。

でもこれが何回も何回も続くと、そのスタッフは他のメンバーから自分のお世話係として見られてしまう可能性もあります。

責任や負担がその人にのしかかってしまいます。

仕事仲間に迷惑を掛けないように心掛ける
  1. 最初から丸投げをせずに、まず自分でできるところまで対応をする。
  2. 難しければ経緯を説明して協力をお願いする。
  3. 協力してもらった人への感謝の気持ちを忘れずに、その人の仕事のフォローに回ったり、お互いが気持ちよく協力し合えるように持ちつ持たれつの関係を築き上げる。

接客の仕事は一日でも若いうちに挑戦すべき

理由1:おばさんおじさんより、若い世代に優しい

年齢を重ねれば、それなりにスキルも求められます。

そして、悲しいことに聴覚障害者関係なく、おばさんおじさんより若者に優しいです。(笑)

経験を積んでいれば

「そんなことくらい自分で考えろ」

若者には

「まだまだ何も知らないもんね。仕方ないよ。」

こまち

世知辛すぎやろ!!

※若者でも同じ失敗を繰り返すと、見限られるので気を付けましょう(笑)

理由2:今後、聴力低下の可能性がある

聴覚障害者は学生時代に聴力レベルが軽くても、社会人になったらストレスでメニエール病を発症したり、何らかの理由でガクッと聴覚低下する可能性も少なくはありません。

少なくとも筆者がそのパターンです。

社会に出て、ストレスで耳鳴りが始まり、ガクッと両耳100dBを超えるほどまでになりました。

そうなると普段の生活に支障はなくても仕事で接客なんて難しいです。

だから、接客をしてみたいという気持ちがあるのであれば、思い立ったその日が一番若い日です。

こまち

後々後悔しないためにも、聴力レベルが良いときにできることは色々挑戦してほしい!!

働きやすさUP!聴覚障害者・難聴に向いている仕事やおすすめの職種

聴覚障害者・難聴に向いている仕事やおすすめの職種

聴覚障害者や難聴者が働きやすい職種は、一人で作業ができることです。

こういった業種は障害者を対象としたエージェントを利用することで、自分の障害について理解を得ることができる会社を紹介してもらうことが可能です。

自分に合った環境で仕事に就けると定着して、より働きやすくなりますよ。

避けた方が良い仕事

聴力が低下した場合、接客業や販売業は避けた方がいいです。

人を相手にする業種は常に相手のお話を聞くことに集中するため、精神的にも疲れやすくなります。

そして、周囲からも理解を得ることが難しいのでストレスも溜まりやすくなります。

お客様を選ぶことができないので、チャレンジしてみたければ聴力が良い状態(軽・中等度)に挑戦することをおすすめいたします。※聞こえには個人差がありますので、自分自身が円滑に会話ができる自信があるときがベストでしょう。

まとめ

聴覚障害者が接客業や販売業をしたければ、

  • 若いときに経験しておく。
  • 聴力レベルが良いうちに挑戦する。

そして、仕事が円滑に進むように対策を練っておく。

<対策例>
・聞かれることが多いことは事前に説明を済ませる。
・耳が聞こえにくいことを示す難聴バッチを見せて、下手から分かりやすく伝えてもらうようにお願いする。
・オーダーなら聞き取りにくいことを伝えた上で

「メニューを指差しで教えていただけると助かります」
とお願いする。
・飲食店は必ずオーダー復唱をする。

仕事仲間に迷惑を掛けないように心掛ける
  1. 最初から丸投げをせずに、まず自分でできるところまで対応をする。
  2. 難しければ経緯を説明して協力をお願いする。
  3. 協力してもらった人への感謝の気持ちを忘れずに、その人の仕事のフォローに回ったり、お互いが気持ちよく協力し合えるように持ちつ持たれつの関係を築き上げる。

自分に合った仕事を探すにはエージェントを利用すると定着しやすい会社に就くことができます。

【番外編】経験談|聴覚障害者の筆者が接客を経験してみた

ここからは私の経験談です。

お時間があるときや時間つぶしに読んでいただけますと幸いです。

カフェや居酒屋も経験してみたかったのですが、私はお客様を相手にする前に、まずスタッフとのやり取りが必要になってくる裏方から始めてみようと考えました。

難聴者がやよい軒でのキッチンスタッフをしてみたら・・・

裏方に回るべく、やよい軒に友人はホール、私はキッチンで応募をして即、採用されたのですが・・・

こまち

3日で辞めましたw

はい、ごめんなさい!

当時、ホールスタッフがお客様からオーダーを受けたとき、キッチンに向かってオーダー内容を伝えるんですね。

「オーーダーーー!!」

「へい!!」

〇〇定食~!」

はいよ!!」

こまち

あんたら(キッチンスタッフ)が一番うるさいわ!!

と、ホールスタッフによってはキッチンまで声が届かなかったり、キッチンの男たちが

「はいよ!」「はいよ!」と次から次へと声を被せてくるので聞き取れない。。。

これも慣れだと思い、3日頑張ってみましたがキッチンスタッフの会話がうるさくて・・・。

無理でした。(笑)

こまち

余談ですが、友人も同時期に辞めました。(笑)
アレルギーではないのですが、昔から卵を見るのも触るのも苦手な子で。

定食に卵があるから耐えられないとか応募する前から分かるやん、って感じですよね。(笑)

難聴者がうどん屋さんで販売をしてみたら・・・

商店街にある、うどん・そば専門店があり、店舗に貼りだされてる求人を立ち止まって見ていました。

そしたらファンキーなおばちゃんが出てきて

「バイト探してるん??」と。

こまち

探してるのは探してるんですけど、ちょっと耳が聞こえにくくて~・・・

だーーーいじょーーぶ!!大丈夫!!

なんかあったら私が言うたるわ!!

ほな決まりやな!

社長には私から言うとくで履歴書だけ持って来といて~」って・・・・。

こまち

(え?これ勝手に面接されとんの??(笑))

とんとん拍子に進んでるけど、社長になんか言われても知らんぞ・・・

で、社長も愉快なお爺ちゃんで即採用されました。

ショーケースには打ち立ての中華麺や細麺、うどん、そば、トッピングの海老や魚。

それをお客様は口頭にて注文してくださるんですね。

一度、注文を聞き間違えたようで違う種類の麵を入れてしまい、あとからお客様に怒鳴られてしまいました。。。

情けないことに泣きました。

ファンキーなおばちゃんは

「聞き間違いなんて誰にでもあるってなあ!
きっとあのお客さんストレスたまってんねやわ。
ガハハ!

次に気をつけたらいいんやで^^」って。

この一言にめっちゃ救われました。

聴覚障害者が極楽湯(スーパー銭湯)で清掃をしてみたら・・・

清掃なら接客じゃないじゃん、と思いますよね。

銭湯や温泉に入浴中、スタッフさんが中に入って桶や椅子を整えたり、ゴミを集めたり、脱衣室の床に落ちている髪の毛をクイックルワイパーで集めたりしている場面に遭遇したことはありませんか?

あれ、地味~にお客様から話しかけられたり、話しかけたりすることもあるんです。

長髪の方が髪の毛をまとめずに入浴していれば、「すみません、気持ちよく入浴いただくためにも髪の毛をまとめていただけませんか」とか。

常連さんとは「暑いね~!」とかの一言からちょっと会話をしたり。

こまち

凄い楽しかった!!

けど、ここでもやっぱりトラブルは起きました。

理不尽な理由で「眼鏡を壊された」といちゃもんをつけられ。。。

私自身も謝罪はしていたのですが、余りにもお客様が激怒していて、なだめようにもヒートアップを抑えられないから余計に何を言っているのか分からない…。

聞いてんのか!!」と怒鳴るお客様。

ここはさすがに他スタッフが責任者を呼んでくれて、対応をしてくれましたが。。

責任者にも迷惑をかけて申し訳なかったです。

こまち

怒鳴られると早口やから、何言うてんのか分からん・・・

後日、他スタッフさんから

「あのお客さんがこまちちゃんにキツく言いすぎてごめんねって言ってたよ~」

と教えてくれ、丸く収まったようで安心しました。

本当に接客の仕事をしている人ってすごいな~って思います。

聴覚障害者がキャバ嬢の一日体験をしてみた

当時、同期も私も給料日前の金欠で(笑)

ノリで一日体験行こ~!ってなり、ドレスを着て一日体験を経験してきました。

当たり前ですが、部屋の照明は暗めなので口元も見えにくいんですよね。

こまち

ほぼほぼ、「うんうん」と適当に話を合わすことしかできんかったわ(笑)

地元の友達にも何回か誘われて
「聞こえにくいし会話成り立たんから難しいと思う」って断っていたのですが、そもそも興味のない話を聞くことが無理でしたw

ボディータッチはされるわ、ネックレス触られるわ・・・

無理( ^ω^)(笑)

一時期、聴覚障害を持つ人が“筆談”だけで銀座NO.1ホステスに成り上った筆談ホステスが有名になったこともあるので、聴覚障害者が「聞こえない」を理由に接客業を諦める理由にはならないことを勇気づけられたことを覚えています。

こまち

気になったら読んでみてね

今回は以上です。読んでいただきありがとうございました。

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